りん
- 4月23日
- 読了時間: 2分
なんか今日、ちょっと特別な日な気がして、目覚ましより先に起きた。カーテン開けたら、光が強くて、春ってこういう感じだったっけって思った。
駅まで歩く道、いつもと同じなのに、少しだけ違って見える。空気が軽いというか、全部が少しだけ新しい感じ。
駅前に近づくと、ちょうど朝日が斜めに差し込んできて、逆光で人の輪郭がぼやけて、ちょっと映画みたいだった。向こう側の桜が、光の中で揺れてて、「あ、春ってこういうふうに来るんだ」って思った。
大須に着く前に、なんとなくお腹すいて、フレッシュネスバーガーに入った。モーニングのサンドイッチとコーヒー。
思ったよりボリュームあって、ちょっと後悔したけど、コーヒー飲んだら、急にドキドキしてきた。カフェインのせいなのか、これからの期待のせいなのか、よくわからない。
電車に乗ってる間も、なんか落ち着かなくて、スマホ見てるのに内容ぜんぜん入ってこない。理由はよくわからないけど、今日はちゃんと一日が始まる感じがする。
でも、その感じ、嫌じゃなかった。
大須に着いて、古着屋をいくつかのぞいた。春っぽい色の服が増えてて、なんか全部ほしくなるけど、結局なにも買わないで出る。
コンカフェの前も通った。昼なのに、もう開いてる店があって、かわいい子が外で声かけしてて、「ここで働く人ってどんな気持ちなんだろう」って少しだけ考えた。
人も多くて、ちょっとごちゃごちゃしてるのに、それが逆に安心する感じもあって、自分がこの街にこれから馴染んでいくような不思議な気がした。
歩きながら、ふと空を見たら、桜がさっきよりちゃんと咲いて見えて、朝の光とはまた違う表情になってた。
なんとなく、全部が途中って感じがする。まだ何者でもないし、でももう戻れないし、そのあいだにいる感じ。
でも、それがすごくいい。
帰りの電車で、少し疲れて目を閉じたとき、朝のホームの光が、また思い出された。
たぶん今日のこと、あとでちゃんと思い出す日が来る気がする。理由はないけど、なんとなくそう思った。
春って、そういう感じ。